2/26(水)「第97回不動産相続勉強会」を開催しました
2025年2月26日(水)ウェスタ川越にて「第97回不動産相続勉強会」を開催しました。前回以上に多くの皆様にご参加いただき、あらためてお礼申し上げます。
今回は「STEP2~贈与と遺言書~」をテーマに、生前にできる対策という視点からお話しさせていただきました。相続前に財産を先渡しする贈与、相続後の財産の分け方について意思表示をする遺言書。どちらもご自身がお元気なうちでないと行えなくなってしまう可能性がありますので、計画的にご準備いただければとお伝えいたしました。
前半では贈与制度の2本柱である、暦年課税制度・相続時精算課税制度についてご説明しました。どちらの制度も2024年1月1日より改正がございましたので、それまでの贈与と改正以降の贈与における注意点についても詳しく取り上げました。相続に加えて、生前贈与という形で財産を受け継ぐのも一つの選択肢です。ご家族や財産状況に合わせてご検討いただければと思います。
後半は遺言書について、その必要性や重要性、種類別の作成方法等、実例を交えながらご説明しました。また、法務局による「自筆証書遺言書保管制度」についてもご紹介しました。これから遺言書を作成される皆様にも、ぜひお役立ていただけましたら幸いです。
次回は20クールの折り返し地点となる、「STEP3~相続税と不動産評価~」をテーマにお話しします。まずは「相続税がかかるかどうか」「相続税がかかるとしたらどのくらいになりそうか」ご自身でも目安を把握していただけるよう、相続税計算の流れについて解説します。
また、相続税を計算するためには、各財産の評価額を算出しなければなりません。なかでも評価方法が特殊な不動産(土地・建物)について、実際にどのように評価するのか、具体例を挙げながらご説明させていただきます。次回も皆様のご参加を心よりお待ちしております。