3/6（水）「第83回不動産相続勉強会」を開催しました

2024年3月6日（水）ウェスタ川越にて「第83回不動産相続勉強会」を開催しました。お足元の悪いなかご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。

「不動産相続勉強会」第17クール全5回の折り返し地点となる今回は、「STEP3～相続税と不動産評価～」がテーマでした。いざ相続が発生したとき、相続税の納税が困難で受け継いだ財産を手放す結果になってしまっては、財産を遺す方の想いが実現されなくなってしまいます。誰に何を遺すのかを決めると同時に、その財産を受け取る相続人の皆様に相続税がかかるのかどうか、相続税額はどのくらいになるのかを把握しておくことが大切です。

前半では相続税の税率や基礎控除についてポイントを押さえてから、実際の相続税計算の仕組みについてご説明しました。続く後半では、不動産の財産評価の仕方について解説していきました。最後に、「不良不動産」の相続事例として、相続人の方が不動産にまつわるトラブルに巻き込まれてしまった事例などをご紹介させていただきました。

STEP3では、「評価」と「価値」というキーワードがたびたび登場しました。不動産は、実際に市場で取引される価格（価値）と、相続財産としての評価額（評価）にギャップが出てくることが多々あります。日常生活では、「価値」に着目する場面が多いと思いますが、相続対策を進める上では、「評価」という点にもしっかりと目を向ける必要があります。そして何よりも、まずはじめに所有されている不動産の「現状」をきちんと把握するところから対策を始めていただければと思います。

次回は「STEP4～納税・節税の対策方法～」をお話しします。STEP3の内容を踏まえて、実際に相続税がかかることが分かったら、納税資金の準備や節税についてもご検討されることと思います。皆様の相続対策にお役立ていただけるヒントになりましたら幸いです。